妻と結婚する前の事です。

付き合い出して間もない頃の出来事です。


彼女と私のアパートでセックス開始。

私の布団に彼女ともぐりこみ、お互いの服を脱がせ、

二人とも丸裸。

そして、彼女が布団にもぐりこみ、わたしのペニスをフェラチオ。

なんだか、彼女のフェラチオが気持ちが良い。

彼女のフェラチオがとても上手に思えました。

そして、私は言いました。

「お、フェラが上手いなー」

その時、彼女が涙をみせて私の言いました。

「なんでそんな事言うの」

彼女は悲しそうな顔をして言いました。


私はようやく意味がわかりました。

彼女を傷つけていた言葉だったのです。

彼女はフェラチオをする事の専門家ではないのです。

彼女はセックスの専門家ではないのです。

彼女はセックスが上手な遊び人ではないのです。

彼女は普通の人なのです。

彼女はセックスが上手だと思われたくないのです。

彼女は私と素直にセックスしたいのです。


そんなわけで、私は彼女を傷つけてしまいました。

私は時々、人を傷つけてしまいます。

傷つけようと思っているのではないのですが、

気が付かないのです。

言ってはいけない事に気が付かないのです。

人を傷つけて、人に怒られて初めて気が付くのです。

気が付く事が遅い人生です。